DAVOS D-604 Ver.2 開発秘話とその魅力に迫る

フカヤオリジナルブランド【DAVOS】


フカヤブランド「DAVOS」から生まれた名作「D-604 ネオランドナーVer.2
その洗練されたデザインと卓越した性能には、開発者たちの情熱とこだわりが詰まっています。
本記事では、開発プロセスの裏側に迫りながら、このバイクの魅力を徹底解説します。

開発秘話:一台の自転車に込められた「新旧融合」の挑戦

前モデルからの大幅な進化を目指して

D-604 Ver.2の開発は、前作「D-604」のユーザー様や取り扱い店舗様からのフィードバックを丁寧に分析することから始まりました。
その中の「より軽く」「さらに滑らかな乗り心地を」「より多くのユーザーに対応」という声に応えるため、素材選定とフレーム設計の見直しが行われました。

チュービングパイプの見直し

前作「D-604」では老舗メーカーTAGNE(タンゲ)の「Champion No.1」を採用し軽量かつしなやかな乗り心地が好評でした。
クロモリフレームにとってチューブのセレクトは、ジオメトリーの次に大事な部分。
しかしながら高級な素材使えば価格は上昇しDAVOSのコンセプトである「適正価格」から外れてしまいます。
そこで生産を依頼している台湾のファクトリーと相談し、ブランドチュービングにこだわらずオリジナルの高品質クロモリ鋼パイプを採用しこの問題を解決しました。

滑らかな乗り心地と見た目の美しさを追求

第2世代の新型はオリジナルチューブを採用し、ヘッドチューブをテーパードからストレートに変更するなど骨格自体から入れ替えフロント周りの剛性を強化。
トップチューブの「潰し」シートステー・チェーンステーの「曲げ」加工を加えて「太過ぎない・細過ぎない」絶妙なバランスで、あらゆる角度からの見た目の美しさも追求しております。

より多くのユーザーに対応

「D-604」発売当初はサイズ:「S」「M」「L」の展開で販売しておりましたが、女性や若者からの「サイズ追加」の要望が多く、その要望に答えるためサイズ展開を拡張。
Ver.2から新たに「XXS」「XS」「XL」が追加し、身長150㎝~185㎝の方々にも選んでいただけるようにサイズ展開を拡張しました。

リアスライドエンドを採用

サイズを拡張した際に課題となったのが「拡大するタイヤサイズ」と「小さいサイズ」のジオメトリー調整。
「XXS」「XS」のジオメトリーを設計する際には、650サイズのホイール専用設計にするか、太いタイヤサイズは対応できない設計にするメーカーがほとんどですが、DAVOSはこの問題をリア側の「スライドエンド」を採用し解決しました。
「スライダーエンド」は主にマウンテンバイクなどに採用されるエンドですが、「重量」が重くなるのがデメリットです。
しかし最低限の剛性に留め、エンドとスライダーの重量を軽くする工夫を加えて軽量化にも成功。
そのためリアDISCローターのサイズは「140mm推奨」としております。

様々なサイズアップを見越して

Ver.2では、拡張性を追求するため、ジオメトリーの見直しが徹底的に行われました。
その理由はツーリングバイクの多様性が高まり、フレーム以外のパーツがサイズアップしたことが理由です。
ハンドルバーの種類やサイズが増え、タイヤサイズがどんどん太くなる現状を考慮し、ジオメトリーの見直しが徹底的に行われました。
Ver.2ではフラットバーとドロップハンドルどちらを装備しても自然なライディングポジションになるようなジオメトリーが採用されており、アセンブルするパーツに自由度を持たせライダーの好みに近いバイクを実現させやすくなっています。

次世代の声を取り入れたカラー

D-604 Ver.1では「モーニングヘイズブルー」「セゾンビア イエロー」「グレー ヘロン グレー」など「ツーリングで走る場所」をイメージしたカラーネーミングにしていましたが、Ver.2からは若手社員にヒヤリングしカラーを選択。
カラーネーミングも「ユウヤケピンク」「アジサイブルー」「ソラマメグリーン」「ターコイズグリーン」などありそうでなかった「抽象的な」カラー・ネーミングを採用しました。

拡張性をさらに強化

Ver.2ではアイレット(ダボ穴)位置や配置の見直し・検証を行いトップチューブやダウンチューブ裏側などにもアイレットを追加し拡張性をさらに強化しました。
     

古き良きを重んじ、新しい機能も追加

Ver.2の開発テーマには「新旧の融合」がありました。初代「FK-603 ランドナー」からスタートしたランドナーシリーズ。
ランドナーとツーリングに欠かせないのが「輪行」です。その輪行で便利な機能として「チェーンフック」を復活。

さらに最新コンポーネントではスタンドになりつつある電動コンポーネントにも対応。

「楕円パイプ」「スライドエンド」「トリプルアイレット」など日本のツーリングシーンで必要な機能を最大限搭載された最新版が「D-604 Ver.2」です。

D-604 Ver.2の進化した魅力


「DAVOS D-604 ネオランドナーVer.2」は、自転車をただの移動手段ではなく、「自転車に乗る楽しさ」をあらゆる人に提供する自転車です。

その軽量化されたフレーム、快適なライディング性能、そしてカスタマイズの自由度は、どんなライダーにも「新たな発見(新大陸)」を与えてくれるでしょう。

「このモデルは、私たちがこれまで培ってきた歴史と知識の集大成です。特に細部へのこだわりには自信があります。

多くのライダーが、D-604 Ver.2を通じて自転車の楽しさを再発見してほしいですね。「いつまでも・どこまでも・おもむくままに」がD-604 ネオランドナーVer.2に込めたメッセージテーマです。」(DAVOS担当)

まとめ

「DAVOS D-604 Ver.2」は、特に「ロングツーリング」「グラベルライド」を本格的に楽しみたい方におすすめの一台です。

是非、「DAVOS」のツーリングイメージ満載の「フォトギャラリー」で、その世界観を確認してください。

DAVOSでは「DAVOS D-604 Ver.2」の魅力を体感できるように試乗車をご用意しており「株式会社フカヤ」とお取引がある自転車店様への貸出しを行っております。
実際のフィールドで試乗し乗り心地や、「DAVOS D-604 Ver.2」の魅力を体感してみてはいかがでしょうか?

詳しくは「フカヤお取引店舗」よりお問い合わせください。

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