【MINOURA】突っ張りポール式スタンド

ミノウラのディスプレイスタンドには様々なモデルがありますが、
今回は「突っ張りポール式スタンド」を紹介します。

「突っ張りポール式スタンド」のメリットは、自立式と違い脚がないので
設置スペースの自由度が上がるということです。
見た目もスマートになりますね。
脚が邪魔をしないのでシェルフやキャビネット・チェストと組み合わせて
レイアウトするなどの工夫も可能です。

ラインナップは、
艶を抑えたシルバーの支柱にメタルのクレードル(自転車用フック)を使った
『BIKETOWER 20D』 価格:¥20,520(税込)

定番で人気の高いオールブラック仕様の
『BIKETOWER 25D』 価格:¥20,520(税込)

の2モデルを販売中です。
どちらも対応高さは2.1m~2.7mになります。
購入前に設置予定場所の高さの確認を行ってください。
※一般住宅の場合、多くは天井までの高さが2.4mですが、一部ハウスメーカーでは
 2.7mに設定していることもあります。また、賃貸(戸建・アパート/マンション)は
 違うこともありますので事前確認をお薦め致します。

今回は支柱設置時の注意点をクローズアップして紹介していきます。

支柱は上記画像左側から「上支柱」「中支柱」「下支柱」となります。
上支柱にはゴムの下側にスプリングがついているので判りやすいです。
商品梱包時には上支柱の中に中支柱が差しこまれた状態になっています。

突っ張りポール式スタンドの一番重要なことは設置場所の高さと支柱の長さを
正しく設定することです。

一般的に多いと言われる2.4m天井に設置する場合の方法を説明しましょう。
※取扱い説明書と若干内容が異なりますが、私が何回か実践してみてやりやすいな
 と感じた方法を記載しています。

各支柱長さ 上支柱 中支柱 下支柱
BIKETOWER 20D 870mm 900mm 1200mm
BIKETOWER 25D 990mm 900mm 1080mm

梱包から商品を出したら、上支柱に差し込まれた中支柱をおよそ60~65cm
飛び出すようにして固定します。(BIKETOWER 25Dの場合は48~53cm)
こうすることで上支柱と下支柱にほぼ均等に近い長さで中支柱が差しこまれます。

上支柱と中支柱を固定している部品(中間クランプ)の説明をします。
上記画像の①の部分は上支柱と中間クランプを固定するボルトになります。
ここが緩んでいると上支柱が外れたり回ってしまいます。
中支柱を引き出す際は少し緩めてください。


②の部分は中間クランプと中支柱を固定する非常に重要な箇所です。
この部分の締め付けが適正でないと支柱の長さが変わり転倒などの恐れがあります。
中支柱を先程の長さで飛び出すようにしたら①と②のボルトを締めてください。


③の部分はストッパー金具になります。設置の際に②の部分の締め付け不足
が万が一発生したとしても支柱長さが変わらないように③のストッパー金具を
中間クランプに密着させて固定します。
ここまで作業が完了したら上支柱側の中間クランプのボルトは完全に固定して
構いません。

次に下支柱側の中間クランプとストッパー金具が中支柱に固定されていますので
ボルトを緩めて動かせるようにしておいてください。
ここまで準備が整ったら準備した上支柱と下支柱を組み合わせます。

組み合わせたら下支柱側の中間クランプの①のボルトを下支柱が抜けない程度に
締め付けます。(中支柱がスライドする程度の力で構いません。)

この状態で実際の設置場所で設置を行います。
中支柱をスライドさせて上支柱を天井に当たるように伸ばしていきます。
天井に当った状態で下支柱側中間クランプの②のボルトをずれない程度に
締め付けます。
※上側のスプリングを縮めるまで圧さなくて構いません。

作業しやすいように支柱を倒してください。
その状態で下支柱側中間クランプの②のボルトを緩め、2cm伸ばします。

BIKETOWERの設置のポイントは設置が完了したときに上記画像の赤い部分(ライン)
がゴム部に隠れて見えない状態になっているということです。
ここで問題になるのが、「見えなければいい」と考えて必要以上に支柱を伸ばしてしまう
ことがあるということです。
必要以上に伸ばしてしまうと、突っ張る力が強くなりすぎて天井に余計な負担を
かけてしまいます。場合によっては天井の板が変形してしまうこともあります。

そうした事態にならないように「スプリングが伸びきった状態で天井に合わせてから
プラス2cm」が重要なポイントなのです!

2cm伸ばした状態で①と②のボルトを締めてください。

設置場所でスプリングを縮めるように圧して下支柱側をスライドさせて
BIKETOWERを自立させます。
その状態で天井側のゴム部から赤いラインが見えていないことを確認してください。
見えている場合はもう一度支柱を寝かして中支柱を少しだけ伸ばします。
長さが決まったら③のストッパーを中間クランプに密着させて固定します。

上手に設置する為のポイント!
・まっすぐ立っているかの確認をしましょう。
スマートフォンをお持ちの方は便利なアプリを使うことをオススメします。
アプリストアで「角度」や「水平」などの言葉で検索すると角度計・傾斜計の
アプリが入手できますのでBIKETOWERがまっすぐに立っているか確認しましょう。

i phoneをお使いの方は、コンパスアプリを起動させてメイン画面で左にフリック
すると角度計になります。

スマートフォンをお持ちでない方は最近では100円均一ショップでもDIYコーナーで
傾斜計が販売していることもありますので購入をオススメします。

まっすぐに立てられたら万が一の場合に備えて天井とBIKETOWERとを専用ストラップ
でつないでください。

不意な地震などによる転倒から守るためのストラップになります。
必ず設置いただくようお願い致します。
設置されていない状態での転倒については、弊社及び(株)箕浦では
被害の責任を負いかねます。

BIKETOWER 20D マニュアル

BIKETOWER 25D マニュアル

 

少し長くなってしまいましたが、設置に関してはこれで完了です。
次回は便利なアタッチメントなど紹介したいと思います。