Bryton(ブライトン)のサイクルコンピューターは、高機能ながら手頃な価格で、多くのサイクリストに支持されています。
今回は、Brytonの最新モデル「Rider S810」と「Rider S510」を実機で徹底比較!
どちらを選ぶべきか悩んでいる方は、必見です!
この記事では、2モデルの違いに焦点を当て、それぞれのモデルがどんな人にオススメなのかを詳しく解説していきます。
ディスプレイ:S810は圧倒的な見やすさ! 大画面で情報量もアップ!
まず、サイコン選びで最も気になるポイントの一つ、ディスプレイから比較しましょう。
項目 | Rider S810 | Rider S510 |
---|---|---|
本体サイズ | 102.5 x 57.6 x 15.8mm | 87.2 x 56.8 x 14.9mm |
画面サイズ | 3.5インチ | 2.8インチ |
本体サイズに大きな差はありませんが、画面サイズは2.8インチから3.5インチへと大幅にサイズアップ。
S510と比べて約56%大きくなっており、視認性の違いは一目瞭然です。

左:S810 右:S510
これにより、一度に表示できるデータ項目数も10項目から12項目に増加。
画面を切り替えずに多くのデータを確認できます。
ディスプレイのエッジ処理にも違いがあります。S510がフラットなのに対し、S810は高級感のある2.5Dガラスを採用。まるで最新スマートフォンを思わせるような洗練されたデザインです。
ディスプレイに関しては、サイズ、情報量、デザインにおいてS810が進化しており、S510との明確な差別化が図られています。
バッテリー:S810は驚異の50時間駆動! ロングライドも安心!
項目 | バッテリー持続時間 |
---|---|
Bryton Rider S510 | 最大30時間 |
Bryton Rider S810 | 最大50時間 |
バッテリー持続時間は、S510の最大30時間でも十分実用的ですが、S810は最大50時間という驚異的な駆動時間を実現しました。
ブルベや超長距離のライド、複数日にわたるツーリングでも充電の心配が大幅に軽減されます。
日々のライドにおいても、充電頻度が減ることは大きなメリット。出発前にバッテリー残量を過度に気にする必要なく、安心して走り出せます。
ボタン:S810は滑りにくい設計で操作性アップ!

左:S810 右:S510
側面の物理ボタンにも改良が施されています。S810のボタンには細かいスリット加工が加えられており、グローブをしたままでも指が滑りにくくなっています。
雨で濡れた手や汗をかいた手でも操作しやすく、悪天候下でのライドも安心です。
重量:20gの差をどう捉えるか?
項目 | 重量 |
---|---|
Bryton Rider S510 | 96g |
Bryton Rider S810 | 116g |
S810はS510に比べて約20g重く、Brytonの現行モデルで最も軽量な「Rider 460」(55g)と比べると、実に2倍以上の重量があります。
この重量差は、日常のサイクリングではほとんど気にならないレベルですが、レースやヒルクライムなど“1gでも軽くしたい”シーンでは無視できません。
特に機材重量に敏感な競技志向のライダーにとっては、S510の軽さがアドバンテージになるでしょう。
実際、JプロツアーでBrytonを使用している選手の多くがS510を選んでいます。
ツメ:S810はV2へ進化! 薄型化でスマートに!
本体をバイクに固定するマウントの「ツメ」にも進化が見られます。
S510が従来のSシリーズと同じ形状に対し、S810ではV2形状を採用。厚みが薄くなり、スマートになりました。
基本的なツメの形状は共通のため、従来のバイクマウントをそのまま使用できます。
ただし、補修用のツメやガーミンマウント用変換アダプターには互換性がありませんのでご注意ください。
結局どっちがオススメ?
ここまでS810とS510の違いを詳しく見てきましたが、結局どちらが自分に合っているのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
最後にそれぞれのモデルがどんな人にオススメなのかをまとめました。
こんな人はS810がオススメ!
- 画面の見やすさを最優先したい
大画面ディスプレイで必要なデータを瞬時に把握できます。
- ブルベやロングライドなど、長時間・長距離のライドに挑戦する
50時間という圧倒的なバッテリー持続時間で、バッテリー切れを心配せずに挑戦できます。
- 最新の機能やデザイン性を求める
先進的なディスプレイやデザイン、細部の操作性向上など、Brytonの最新テクノロジーを体験したい方にオススメです。
こんな人はS510がオススメ!
- コストパフォーマンスを重視する
S810と基本性能はほぼ同等ながら、価格は約1万円ほどリーズナブル。機能をしっかり押さえつつ、予算を抑えたい方にオススメです。
- 日帰りライドや比較的短めのロングライドがメイン
最大30時間のバッテリー駆動で、日帰りはもちろん一般的なロングライドにも安心して対応できます。
- 機材の軽さを重視したい
S810より20g軽く、ヒルクライムやレースなど重量がパフォーマンスに直結するシーンでは明確なメリットに。実際にJプロツアー選手の多くがS510を使用しています。
まとめ
Rider S810とS510は、どちらもBrytonらしい高機能・高コストパフォーマンスを備えた優秀なサイクルコンピューターです。
S810は、大画面・高視認性のディスプレイ、50時間のロングバッテリー、操作性の高いボタンやスマートなデザインなど、最新技術が詰まったフラッグシップモデル。
特に画面サイズやバッテリー容量を重視する方には最適です。
一方のS510は、S810に近い機能を持ちながらも軽量・低価格を実現。日常のライドやレース・ヒルクライムを楽しむサイクリストにとって、扱いやすくバランスの取れた選択肢となるでしょう。
「画面サイズやバッテリー容量を重視するか」「コスパや軽さを優先するか」。選ぶ基準は人それぞれですが、どちらを選んでも、充実したサイクリングライフをサポートしてくれる一台になることは間違いありません。
この記事があなたのサイクルコンピューター選びの一助となれば幸いです!