パナレーサー丹波グラベルキングライドレポート第2回目は、使ってよかったアイテム編です。
想像以上に大変だったミドルコース。今回は、本当に役立ったアイテムと、「あればよかった!」と感じたアイテムをご紹介します。
グラベルライドで大活躍!使ってよかったアイテム
WINZONE エナジージェル
1袋あたり115kcal(約バナナ1.5本分)を補給でき、筋肉にエネルギーを素早く届けるヒドロキシクエン酸と、脚攣り対策に効果的なマグネシウム50mgを配合したエナジージェルです。
筆者は汗をかきやすい体質で、特に登りでは大量の汗とともにミネラル・マグネシウムを失いがち。そのため、脚が攣らないようマグネシウムを含む補給ジェルは欠かせません。
フレーバーもオレンジ・マスカット・パイン・シークワーサーと豊富。この日は暑くなると予想して、さっぱり味のシークワーサーを選びました。
さらさらとした飲み口で、非常に飲みやすいジェルです。
WOLF TOOTH Supple Bar Tape

100%シリコン製のバーテープで、5mmと2.5mmの2種類の厚みがあります。
筆者のバイクはリッチーP29erというクロカンMTBにリジッドフォークを装着したモンスタークロス仕様。フロントホイールが15mmスルーアクスルのブースト規格のため、一般的なグラベルバイクよりもフロントからの突き上げ感が強めです。
そこで、クッション性が高く汚れにも強いこのシリコンバーテープを巻き、快適性を向上させました。
このバーテープのおかげで、下りのグラベル区間でも振動がマイルドになり、グリップ力も抜群。安心して走行できました。
グラベルバイクに限らず、手の痛みに悩む方にはロードバイクでの使用もおすすめです。
RITCHEY WCS BEACON BLATTE
ドロップ80mm・リーチ65mmの超浅曲がりで、フレア角は36°のワイドハンドルです。
筆者は460mm幅のモデルを使用しており、下りでの安定感は抜群です。

一般的なロード用ハンドル(400mm)

BEACON(460mm)
この幅広のハンドルでも、フレア角が大きいためSTIレバーが内側を向き、体をコンパクトに畳むことができます。そのため、ハンドル幅が広くとも意外なくらいに平地巡航もこなせちゃいます。
QUOC グランツアラーⅡ
道中で2人の参加者の方から「QUOCのシューズ、いいよね」と声をかけていただきました。
QUOC愛を感じるお話、本当にありがとうございました。輸入代理店として、愛用いただけていることが何より嬉しいです!
筆者が使用しているのはグランツアラーⅡ。クリートと地面の干渉によるカチカチ音や違和感が少なく、ソール部分がゴム製のため、滑りにくく非常に歩きやすいモデルです。
名前のとおり、歩行シーンの多いツーリングやイベントにおすすめのシューズです。
シマノ GRX 12速
GRX 12速(RX820/RX610)シリーズは、11速モデルよりもさらに広いギア構成を持ち、フロントシングルの場合はMTBカセットの最大 10-51T を使用可能です。
筆者の構成はフロント36T・リア10-51T。最大ギア比は0.7という超ローギアで、まさに「最後の保険」的な頼もしさでした。
リア51Tのおかげで、脚が売り切れた場面でもゆっくりと登りきることができ、まさに機材の力を実感しました。
GRXシリーズの登場により、かつては組むのが難しかったドロップハンドルMTB(モンスタークロス)も、今では容易に構築できます。
パーツの組み合わせ次第で、遊び方の幅がどんどん広がる、魅力的なグラベルコンポーネントです。
無くて後悔した機材
DAVOS GP-2 グラベルパッキングケージ
ライド編でも触れましたが、このグラベルパッキングケージがあれば、お土産に鹿の角を持ち帰れたかもしれません。
鹿の角に限らず、アウトドア用品や輪行袋など、さまざまなアイテムを固定できます。アイデア次第で無限に活用できる便利アイテムです。
まとめ
以上、今回のグラベルキングライドで活躍したおすすめアイテムと、持っていかずに後悔したアイテムをご紹介しました!
皆様のグラベルライドの参考になれば幸いです。
ウルフトゥースやリッチーは全国の販売店様でポップアップストアも開催中。
お近くでイベントがある際には、ぜひ実物を手に取ってご確認ください。