キャットアイ・フカヤ合同サイクリング ~前編・工場見学編~

ここ最近気温も高くなり、花粉も少し落ち着き始めた今日この頃、梅雨入にはなりましたがサイクリング日和の日々が続いていますよね!

実は今回なんと、弊社取引先の(株)キャットアイ様と合同サイクリング及び工場見学をさせていただく機会をいただきまして岡山県まで行ってきました。

今日のキャットアイ製品がどのようにして出来上がるのか、特別に工場の中を見学させていただきました。
※工場内の写真はごめんなさい、お出しできませんので如何に情熱を持って製品をプロデュースしているかをご想像いただければと思います。


 


キャットアイ吉井工場について
今年で定礎32年。岡山県赤磐市に位置しリフレクターやサイクロコンピュータ、ライトなどを製造しており、自転車を安全かつ楽しく乗るために必要不可欠な用品を日々製造しております。

そもそも”キャットアイ”とは”闇夜に光る猫の目”から名づけられたそうです。
暗い夜道でも明るく照らし、身の安全を守ってくれるライトを想像すると、社名についても説得力があり納得できますよね!

また、現在でこそLEDヘッドライトは当たり前の世の中になってはおりますが、世界で初めてLEDヘッドライトの開発を行ったのは実は“キャットアイ”なのです!
前例のない中、見事に開発に成功しヒットを生み出しました。まさにチャレンジ精神には沢山見習うべき所があります!


 

さて、早速倉庫の中へと案内していただき、まずは部品倉庫の様子を見せていただきました。

先入れ先出しの徹底など隅々まで管理がなされており、それを可能にしている全自動での棚管理はまさに圧巻の一言です。

次に、製造工程の部署を順番に見させていただき、樹脂成型を行う部門では金型の作成から塗装までの工程を説明いただきました。リフレクターのできる工程などを見学でき自転車のみならずバイクの物も製造されており、シェア率の高さがうかがえました。

また精密機械を扱う部門では、ライトやサイクロコンピュータの核となる基盤を製造しており、ハンダ付などはホコリや静電気が生じないよう厳重に密閉されたクリーンルーム内で作業が行われていました。

非常に細かい作業を必要とする所でもあり、大勢の女性の方達が活躍されていたのも大変印象的でした。

各工程はもちろんですが、ラインの区別がはっきりしており、それぞれの役割が明確でした。また工場自体もかなり広く、かつては「エルゴサイザー」を生産していたという事もありその広さも納得できました。

 

その他には測光室を案内していただきました。
ここではまず各工程を経て出来上がったライトを用いて暗闇の空間の中で光をあらゆる角度から計測し、表記通りの性能を発揮しているか製品のチェックを行っておりました。

このような数値に基づいた品質管理の徹底に加え他社製品の研究なども行っており、日々の研究にも余念がないことが伺い知れます。

加えて、普段耳にすることもある光の単位を表す「カンデラ」「ルーメン」「ルクス」の違いについて簡単に説明をして頂きました。


図(https://www.cateye.com/jp/enjoy_lights/unit.html 参照)

「カンデラ」… 光の強さ(光度)
「ルーメン」… 光の総量(光束)
「ルクス」… 照らされた面の明るさ(照度)

私自身も光の単位は耳にした事はありますが中身まで意識をした事はなく、実際にそれぞれの定義については今回初めて知ることが出来とても勉強になりました。

その後も耐水試験などを行う工程を見せていただきました。
1つの製品が出来上がり皆様の手元に届くまでには何回もの厳しい検査を通過するのを目の当たりにし、高品質な製品が出来上がるのも納得です。


今お使いの方もこれから購入を検討されている方も一度作り手の思いを感じながら是非“キャットアイ”製品を手にとってはいかがでしょうか!!