【サポート情報】Live GARDEN Bici Stelle 伊藤杏菜選手 レースレポート

EDDY MERCKXの機材サポートを行っております、伊藤杏菜選手よりレースレポートが届きました。

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JBCF Jフェミニンツアー2016
タイムトライアル南紀白浜
開催日:2016年4月16日(土)
開催地:和歌山県西牟婁郡白浜町
旧南紀白浜空港
距離:4Km(1周2000m×2周回)タイムトライアル
スタート:12:29:30

今回のレース開催地、和歌山県旧南紀白浜空港は、コース特徴としてとにかく風が吹くという事、そして瞬時に風向きが変わる事、何よりコース路面がグルーチングと呼ばれる滑走路特有のアスファルトに入る切れ目があり、細かくホイールがバウンドしてしまう事があります。
アスファルト自体も通常の公道で使用されている舗装アスファルトではなく、目の荒い、滑走路特有の重いアスファルトが使用されている事が特徴です。
そんな悪条件もあるのですが、好材料としては、長い直線が2本で下りと登りで構成されるオーバルコースで2カ所のUターンもかなり広く走りやすい。
この下りの直線でいかにスピードを殺さずに走行するかが鍵となる為、再度タイヤセレクトを見直し、タイヤが跳ねずにグリップをしっかりする空気圧を選び出すかという点がポイント。

最近のTT練習では今回の白浜を意識して、出来るだけ似た路面を2種類のタイヤを比較しながらタイヤの空気圧も細かく変えて加速性やコーナーグリップそして溝での跳ね方を試行錯誤しながらより良いセッティング調整に時間を割いてきました。

レース当日はとてもいい天気に恵まれ、駐車場では、想像していた風もそれほど強いものではなかった。
だが時間が経つにつれどんどん風が強くなっていった。
駐車場で感た風以上にコース上ではとても強い風吹いており、ホームストレート側の登りが逆風で、空気抵抗を最小限になるポジションで走行しないとスピードが完全に削られる程の風で、非常に辛いコンディションだった。

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レースが順番にスタートとなる。
私は15 番目でのスタート。
スタート台がないため、カウントダウンからのダッシュが重要なのに、スタートする際にホールダーと自分とのにタイミングが合わずにダッシュが上手く切る事が出来なかった。
向かい風の吹く緩い登りを必死にパワーでスピードを上げていった。
Uターンしてからは下りの長い直線。一気に加速させ、トップギアまでいれてどんどんとスピードを乗せていった。
下りから上りへ入るUターンは風向きも変わり、向かい風が吹くセクションから登りへと入っていく。
慎重に曲がりつつ、スピードを落とさず一定のペースを保ち走った。

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2周目に入り、30秒前にスタートした矢野選手が目視でき、差がどんどん詰まっていった。しかし、下りで差を埋めたが、最後のUターンが近づいてきて、追い抜くタイミングが非常に難しく、強風のために声掛けしても聞こえない状況だったため、無理な突っ込みで接触すると大事故にも繋がるタイミングになってしまった為、追い抜きをターンした後にした。
正直どの程度のタイムロスしたか分からないが、残り距離もあまりないためUターンを曲ってから一気に抜かして最後のペースアップをして、フィニッシュ。
フィニッシュ後に聞こえたのは暫定2位でのフィニッシュというアナウンス。最終走者の唐見選手が次にゴールしてきたので、既に選手を抜いてのゴールした事が分かる。
アナウンスは上位3名の選手をコールしていて3位が確定。
・・・残念。
しかし、正式リザルトが出たときは4位となっていた。
・・・??
色々な噂は耳に入ったが、正確にはよくわからず、4位が確定となり、入賞も失ってしまった。
こう言う事も含めてレースなんだなと。悔しさ以外の感情も色々と感じた。
今回のタイムトライアルは、前回の反省点も色々と改善しながら準備して、自分自身も全力を出し切った走りもできたと思います。結果に繋がらなかった事は本当に悔しく、残念な気持ちですが、これからもレースは続きますので、頑張っていこうと思います。


残念ながら表彰台は逃してしまいましたが、まだまだシーズンは序盤です。今後の活躍に期待しましょう!
今週末はタイムトライアルレースはありませんが、群馬CSCにて行われるロードレース2daysに出場予定です。
ぜひ応援をお願い致します!