“世界で唯一の技術” = “シームレスタイヤ”
SOYO TYREの究極のハンドメイドチューブラータイヤ『シームレス ロード』
このタイヤを紹介していきます。
1・『シームレス』ってどういうこと?
『シームレス』 = 『シーム(縫い目)がレス(無い)』
チューブラータイヤはチューブがケーシングで包み込まれています。
包み込む際にケーシングを縫い合わせて成型されます。
※左図 : 一般的なチューブラータイヤの断面
断面の真下(6時方向)が縫い目になります。円くないですね。
縫い目の左右も膨らんでます。(強度を上げるためにケーシングを
折り返しています)
一般的なチューブラーにある縫い目が無いので、縫い目にかかる力に
対する補強も必要なく、真円になっています!
Question : 「真円だとなにがいいの?」
Anser : 自転車が唯一地面に接しているのはタイヤです。
そのタイヤが常に一定の角度で接しているので安定したグリップ力が得られます。
グリップが安定しているので自転車のコントロールも容易になります。
路面から受ける衝撃を分散して吸収するので乗り手の負担が減り、
疲れにくく、体力が温存できます。
転がり抵抗も低く、滑らかな加速感が得られます。
折り返し補強がないので軽量です。
2・国産ラテックスチューブを使う理由
通常のチューブはブチルチューブという合成ゴムのものが一般的です。
皆さんも黒色のチューブを目にしたことがあると思います。
ラテックスチューブは天然ゴムで出来ていて様々なメリットがあります。
メリットその1:耐パンク性能が高い!
上の画像は先端を丸めた千枚通しを突き刺したものですが、
かんたんに貫通するブチルに比べ左側のラテックスは貫通していません。
伸縮性が高いことが判ります。
メリットその2:反発弾性が高い!
反発弾性が非常に高いので変形しても戻る力が強いという特徴があります。
走行中のタイヤの変形にも即座に対応!
それがしなやかな乗り心地につながります。
メリットその3:軽量化
ゴムの厚みがブチルより薄く調整できるので、ブチルと比べて30~40%
重量を低減することができます。
デメリット : チューブ内の空気の保持性能が低い。
ラテックスの欠点は空気の保持性にあります。
ブチルチューブに比べ空気が抜けやすいので
走行前に必ず空気圧を調整する必要があります。
次回! 『ALL made in JAPAN 職人による究極のハンドメイド』へ続きます。