室内トレーニングで圧倒的な人気を誇る「スマートトレーナー」。
天候に左右されず、いつでも実走に近い感覚でトレーニングできるため、自転車乗りなら一度は購入を考えたことがあるのではないでしょうか?
しかし、多くの人がその価格を見て、さらに有料アプリの存在を知り、こう思ったはずです。
「スマートトレーナーって、本体も高いのに維持費までかかるのか…」
一番人気の某バーチャルライドアプリは月額2,400円、年間プランでも24,000円の費用がかかります。 5年間使い続ければ、なんと12万円。これは、スマートトレーナーがもう1台買えてしまうほどの金額です。
「スマートトレーナーは気になるけど、維持費はなるべく抑えたい!」
そんなあなたのために、今回はスマートトレーナーを月額0円で、しかも本格的に使いこなす方法をご紹介します!
そもそもスマートトレーナーって何?
スマートトレーナーとは、PCやスマホ、サイクルコンピューターと連携し、負荷を自動で調整してくれるハイテクなトレーニング機器です。
例えば、バーチャルライドアプリと連携すれば、画面上のコースの勾配に合わせて負荷が重くなったり軽くなったり。まるで屋外を走っているかのような没入感で、楽しくトレーニングができます。
ステップ1:後悔しないスマートトレーナー選び
月額0円運用を始める前に、まずは肝心のスマートトレーナー選びです。
3万円台の安価なモデルも存在しますが、「安物買いの銭失い」になるケースも少なくありません。すぐに壊れてしまったり、サポートが不十分だったり…結局、しっかりした製品を長く使う方が、結果的にコストパフォーマンスは高くなります。
そこでおすすめしたいのが、日本の老舗メーカーMINOURA(ミノウラ)の「KAGURA 神楽 LSD9200」です。
KAGURA 神楽 LSD9200
このモデルが「コスパ最強」と言える理由は、その圧倒的な性能と信頼性にあります。
10万円以下でフラッグシップ級のスペック
LSD9200は10万円以下で購入できますが、最大出力2200W、最大再現勾配25%というスペックは、他社のフラッグシップモデルに匹敵します。お手頃価格でありながら、あらゆる高強度トレーニングに対応可能です。
集合住宅でも安心の静音性
日本の住宅事情を考慮し、振動を床に伝えにくい免震アジャスター脚を採用。 その静かさは「チェーンの音しか聞こえない」と評されるほどで、時間を気にせずトレーニングに集中できます。
安心の国内サポート
海外製品だと不安な修理やメンテナンスの相談も、国内メーカーなので迅速かつ手厚いサポートが受けられます。
初期投資は必要ですが、その価値は十分にあります。まずは信頼できる”相棒”を手に入れましょう。
ステップ2:月額0円運用のカギは「サイクルコンピューター」
ここからが本題です。月額料金のかかるアプリを使わずに、どうやってスマートトレーナーをコントロールするのか?その答えが、スマートトレーナー連携機能を持つサイクルコンピューターです。
特におすすめなのが、高機能かつコストパフォーマンスに優れたBryton(ブライトン)製のサイクルコンピューターです。Brytonのサイコンがあれば、追加費用なしで以下のような本格的なトレーニングが実現できます。
スマートトレーニングモード:負荷を手動でコントロール
サイコンがスマートトレーナーのリモコンになります。
- 負荷モードその日のコンディションや気分に合わせて、サイコンのボタン一つで負荷を自由に上げ下げできます。
- パワーモード:例えば「200Wで30分維持」といった目標パワーを設定すれば、ケイデンス(ペダルの回転数)を変えても一定のパワーを保つように負荷が自動で調整されます。
スマートワークアウトモード:計画的なトレーニングを実現
Brytonの無料専用アプリ「Bryton Active」で作成したオリジナルのワークアウトメニューをサイコンに転送して実行できます。
FTP(1時間維持できる限界パワー)を測定するテストや、パワーの上げ下げを繰り返すインターバルメニューなど、目的に合わせた計画的なトレーニングが可能です。
バーチャルライドモード:あの峠を自宅で再現
GPSログやルートデータをサイコンに読み込ませることで、実在するコースの勾配変化をスマートトレーナーで再現できます。
- ヒルクライムレースの試走
- 雨で実走できない日の代替トレーニング
- 苦手な峠区間の反復練習
このように、リアルな地形シミュレーションで、より実践的なトレーニングを行うことができます。詳しい操作方法についてはシクロワイアードの特集記事で紹介されていますので、是非チェックして下さい!(最新バージョンのアプリとは若干表示が異なります。)

おすすめBrytonサイコン2選
スマートトレーナーと併せて使うのにオススメなBrytonのサイクルコンピューター2選をご紹介。
Rider 460:パワートレーニング中心の堅実派に
スマートトレーナー連携に対応した、最もリーズナブルなモデルです。
バーチャルライド機能はありませんが、FTPテストやインターバルといったパワーベースのトレーニングがメインの方には、最高のコストパフォーマンスを発揮します。
Rider 750 SE:リアルなコース再現も楽しみたい本格派に
カラー液晶とタッチパネルを搭載した、操作性抜群のミドルグレードモデルです。
バーチャルライド機能に対応しているため、ヒルクライムの試走や思い出のルートの追体験など、トレーニングの幅が大きく広がります。 普段のサイクリングでもナビ機能などが大活躍する、まさに万能モデルです。
まとめ:スマートトレーナーは、もっと自由に、賢く使える!
「スマートトレーナー = 特定のアプリが必須」というイメージを持っている方は多いと思いますが、信頼性の高いMINOURA KAGURA LSD9200と、多機能なBrytonのサイクルコンピューター。この二つを組み合わせれば、月額料金を一切支払うことなく、非常に本格的で満足度の高いインドアトレーニング環境を構築できます。
これは、一度機材を揃えれば、あとはお金を気にせずトレーニングに没頭できる、最も賢く、そして長く続けられる選択肢です。
さあ、あなたもスマートトレーナーを使ったトレーニングを始めてみませんか?