以前の記事でフレアハンドルについて簡単に紹介しましたが、今回は「フレアハンドルを使うメリット」を3つご紹介します。
■フレアハンドルのメリット
1,ハンドルが取られにくい
フレア角0°のドロップハンドルは上下同じハンドル幅ですが、フレアハンドルは末広がり形状のため、下ハンドルが上よりもワイドになっています。
フレア角36°の場合は150mmもワイドになるため、下ハンドルを使うと握り幅が大きく広がり、荒れた路面でもハンドルが取られにくくなります。
2,楽な乗車姿勢を維持できる
ドロップハンドルは落差(ドロップ)120mm前後のモデルが多く、下ハンドルを握ると深い前傾姿勢になります。
深い前傾姿勢は空気抵抗を減らせる一方で腕や腰に負担がかかりやすく、長時間キープするのは至難の業です。
一方、フレアハンドルの落差は80~100mmのモデルが多いため、下ハンドルを握っても深い前傾姿勢になりにくく、楽な乗車姿勢を維持できます。
3,バイクコントロールが簡単
深い前傾姿勢では重心が前に寄って前荷重になりますが、前荷重になるとバイクコントロールが難しくなるだけでなく、スリップやジャックナイフ(前転)のリスクも高くなってしまいます。
楽な乗車姿勢を維持できるフレアハンドルは重心移動が小さいため前荷重になりにくく、下り坂や荒れた路面でのバイクコントロールが簡単になってスリップやジャックナイフのリスクも抑えることができます。
まとめ
今回の記事では、フレアハンドルのメリットを3つご紹介しました。
一括りにフレアハンドルといってもモデルによって適するシーンが変わってくるので、シーン別のオススメモデルはこちらの記事で紹介しています。
フレアハンドルはグラベルバイク以外で使っても活躍しますので、是非お試しください!