【SelleITALIA】サドルレールの違いについて

SelleITALIAは120年もの歴史のあるイタリアのサドルメーカー

現在でもイタリアの工場にて高品質のサドルを造り続けています。

様々なニーズに応えるかのように様々なモデルラインナップがあるSelleITALIA

それがゆえに商品選びに迷われる方もいらっしゃることでしょう。

今回は選択の一つ、「レールの種類」を紹介したいと思います。

SelleITALIAには現在様々なレールを採用しています。

・HI-TECH CARBON RAIL
・CARBO KERAMIC RAIL
・TITANIUM RAIL
・TI 316 RAIL
・MANGANESE RAIL
・FEC ALLOY RAIL

上記6タイプが現行商品に採用されているレールになります。

・HI-TECH CARBON RAIL(ハイテックカーボンレール)
 その名のとおり、高弾性率の炭素繊維を使用したレールです。
 レールの剛性を保ちつつ最大限の軽量化を実現。

・CARBO KERAMIC RAIL(カーボケラミックレール)
 シートポストクランプ部の点でかかる力の分散と擦り傷に対して
 保護するためのセラミックコーティングを施されたカーボンレールです。
 カーボンレールの不安要素に対し適切な処置を施した軽量レール。
 サドル名に「KIT CARBONIO」と記載されるモデルに採用されています。

・TITANIUM RAIL(チタニウムレール)
 その名のとおりチタンを使用したレールとなります。
 軽量でありながら高い強度をもつ特性があります。
 カーボンほど高額ではないためミドルクラスモデルに採用されています。
 サドル名に「TITANIUM」と記載されるモデルに採用されています。

・TI 316 RAIL(ティーアイサンイチロクレール)
 良くチタン合金と勘違いされますが、モリブデン含有のステンレスチューブです。
 316合金をチタン添付で強度などを増した素材になります。
 耐久性の向上と軽量化をしています。

・MANGANESE RAIL(マンガネーゼレール)
 マンガンを添付したクロムモリブデン鋼の中空レール。
 中空に加工することで重量面でのメリットがあります。
 また中空でないレールに比べ柔軟性も得られます。
 サドル名に「TM(チューブラーマンガン」と記載されるモデルに採用されています。

・FEC ALLOY RAIL(エフイーシーアロイレール)
 加工が容易で廉価な炭素鋼(鉄と炭素の合金)のレール。

 

FEC ALLOY RAILを除くその他のレールは全て中空になっており軽量化と柔軟性向上に役立っています。
それぞれの差の大部分はサドルとしての重量を軽くするための素材選びとなっており、軽さに反比例してコストが増大していくことになります。

座面の選択はID MACTH(アイディマッチ)設置店舗様にて計測することでS1~L3までの種類を選別することができます。その上でレールの違いで迷ったならば今回の記事を参考にしていただければ幸いです。

ID MATCHについてはコチラ
FUKAYA SelleITALIA 紹介ページ

現在、全国の販売店に「TMモデル試乗サドル設置」のご協力をいただいています。
店舗情報は後日公開予定となっております。