【R8000】 カセットスプロケットの歯数構成ニーズの移り変わり 【11-34T】

皆さんこんにちは

R8000の予約開始をお知らせしてから一晩たち、多くの反響を頂いております。
中でもやはりGSケージが34Tまで対応し、さらなるワイドレシオカセット、CS-HG800-11 11-34Tが登場したことが特にインパクトが有ったようです。

ロードのカセットの歯数構成は多くのライダーを悩ませるところだと思いますが、その流行も移り変わっていることはご存知でしょうか。

11-34Tというさらなるワイドレシオカセットが登場したこの機会に、今回はカセットスプロケットの流行り廃りを追ってみたいと思います。

そのコストパフォーマンスの高さから多様なユーザーに愛されるグレード、ULTEGRA。
はじめにCS-6800の2013年から年別の比率を出し、幅広い層の需要の移り変わりを見てみたいと思います。

2013年ではほぼイーブンだったロー25Tとロー28Tですが、翌年には28Tが大幅にシェアを伸ばし、以降11-28Tが大きな比率を占め続けます。GSケージ専用の11-32Tは年々シェアを伸ばし、2016年まで伸び続けていることも注目です。カセットスプロケットニーズのワイドレシオ化はこうしてデータで見てみるとはっきり実感できます。

次に旧DURA-ACEのカセットスプロケット、CS-9000も同様に見てみましょう。

気持ちいいぐらいに分かりやすい変遷を示しているかと思います。ロー25Tは減り続け、ロー28Tは増え続ける。ULTEGRAと同じように28Tギアのシェアが大きいですが、ULTEGRAには無い12-28のシェアが一番高い点も要チェックです。

最後に新DURA-ACE R9100シリーズのカセットスプロケット、CS-R9100の2017年のデータを見てみましょう。

一目瞭然。時代はやはりワイドレシオ化の一途を辿っているようです。
R8000アルテグラでもSSケージは30Tまで対応しますので、DURA-ACE同様やはり11-30Tが鉄板カセットになる予感です。
34T対応のGSケージで、アルテグラの歯数構成分布がどのようになるか楽しみでなりません。

RD-R8000-SS
対応トップスプロケット:11~14T
対応ロースプロケット:25~30T
希望小売価格:8,617円(税別)
出荷開始予定日:6月下旬

RD-R8000-GS
対応トップスプロケット:11~12T
対応ロースプロケット:28~34T
希望小売価格:9,181円(税別)
出荷開始予定日:6月下旬

CS-R8000
 11-25T 希望小売価格:7,697円(税別) 出荷開始予定日:7月上旬
 12-25T 希望小売価格:7,697円(税別) 出荷開始予定日:7月上旬
 11-28T 希望小売価格:7,697円(税別) 出荷開始予定日:6月下旬
 11-30T 希望小売価格:8,291円(税別) 出荷開始予定日:7月上旬
 11-32T 希望小売価格:8,291円(税別) 出荷開始予定日:7月上旬

CS-HG800-11
 11-34T 希望小売価格:8,696円(税別) 出荷開始予定日:7月上旬