コロナ禍で加速したキャンプブームが徐々に落ち着いてきましたが、皆さんのキャンプライド熱はいかがですか?
車に大量のギアを詰め込んで遠くへ出かけるのも楽しいですが、自転車に厳選したギアを積んで近所の公園や河川敷に出かけるだけでも楽しむことができます。
今回は、自転車でお気に入りのギアを運ぶのにピッタリなDAVOSの新製品『GR-1 グラベルラック』のご紹介です!
企画担当者のM氏から聞いたGR-1の拘りポイントを、インタビュー形式でお送りします。
■日本のライドシーンに特化した”丁度いいラック”
「GR-1の製品コンセプトは?」
ずばり、「日本のライドシーンに特化した価格も機能も”丁度いいラック”」だね。
今出回っているラックの多くは海外市場を強く意識していて、日本市場を意識した製品は少ないんだ。
海外では数日かけて楽しむロングツーリングが人気だから耐久性や積載量が重視されていて、大きな天板やパニアバッグが求められているんだけど、日本では日帰りライドのほうが人気だから、大量の荷物を積むことは多くない。
大きな天板やパニアバッグは日本だとオーバースペックだから、コーヒーライドやチェアリング(好きな場所に椅子を置いて読書や軽食を楽しむアクティビティ)に”丁度いいラック”を目指した。
従来品の「FR-1 フロントラック」よりも天板は小さいけど、拡張性の高いサイドプレートを備えているから色々なギアを積むことができるし、耐荷重はFR-1の倍、10kgまで強化しているよ。
「こだわりのポイントを教えてください。」
ズバリ!「デザイン」と「価格」だね。実はこのグラベルラックはフォークステー以外は全て「板材」で構成されているんだよね。
しかも、この「板材」は【MINOURA】国内の工場で製造されている。
岐阜県の箕浦工場にてレーザーカッターで切り抜かれて「サイドプレート」も「天板」も製造されているんだ。
そしてこの「サイドプレート」こそグラベルラックの要の部分で見た目のデザインと機能、そして耐久性にこだわり何度も試作・テストを繰り返したんだ。
機能と耐久性を両立しながらデザインにもこだわると、当然のこと「価格」は上昇するのが普通なんだけど、海外製品だと同様のフロントラックは2万円後半の価格がほとんどの中で、日本製で税込14,300円は「企業努力」としか言いようがないよね。
■ケージ以上、キャリア未満の「積載量」を狙ったサイドプレート
「サイドプレートについて、詳しく教えてください」
GR-1のサイドプレートは、ストラップを使ってギアを直接取り付けられるのが最大の特徴だね。
縦向きは勿論、横向きの取り付けにも対応しているから、カーゴケージよりも自由度が高い。
お気に入りのギアを「魅せる」ことができるのも、特徴の一つだね。

実用的に積載しつつ、拘りのギアをアピール
大きなギアも積みやすいから、両サイドにRCバギーとプロポ(コントローラー)を積むことだってできる。

RCバギー積載例

プロポ積載例
ストラップホールの一部はボトルケージ台座と同じピッチだから、各種ケージを組み合わせて取り付けることもできるよ。

「GP-1 グラベルパッキングケージ」併用例
■荷物に合わせてラックを調整
「GR-1は天板の向きを変更できますが、どのようなシーンを想定した機能ですか?」
ヘリノックスのチェアや寝袋みたいな横長の荷物を天板に積むときは横向きのほうが安定するし、縦向きにするとサイドプレートと天板がツライチになるから、サイドプレートよりも高さがあるラジコンとかロッドケース(釣り竿ケース)をサイドに積むときに天板と干渉するのを防げる。

天板縦向き

天板横向き
従来のラックは「ラックに合わせて荷物を積む」のが当たり前だったけど、GR-1は「積む荷物に合わせてラックの形を変えちゃえ!」っていう逆転の発想だね。
ラックの高さや前後位置も調整できるから、自転車と荷物の干渉も避けやすくなっているよ。
■製品に込めた想い
「最後に、読者へ向けて一言お願いします。」
DAVOSのサブテーマは「&RIDE(アンドライド)」だから、GR-1を使って自転車と一緒に色々な趣味を楽しんでほしいね。
フロントキャリアとパニアバッグを揃えるのは結構お金がかかるけど、GR-1は気軽に試せる1万円台に設定してるから、パッキング初心者にも是非使ってみてほしい。
これからもDAVOSをよろしくお願いします。
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