MTBに興味がある方必見!ジャンルや選び方をわかりやすく解説

突然ですが、皆さんはMTBで山を走ったこと、ありますか?

大自然の中を軽快に駆け抜けるトレイルライドは爽快感がありますし、荒れた急斜面をハイスピードで駆け下りるダウンヒルは超エキサイティング!

MTBを使った山遊びは非日常感を堪能できる週末のリフレッシュにピッタリな趣味の1つです。

90年代のブーム以降、MTBはロードバイク人気の影に身を潜めていましたが、ここ数年、未舗装路や林道を走るグラベルロードの流行に伴って、より走破性が高いMTBに興味を持つ方が増えています!

しかし、MTBはロードバイク以上にバイク選びが重要。価格や見た目だけで選んでしまうと本来の楽しさを味わえないだけでなく、怪我の原因にもなってしまいます…

今回の記事ではMTBを始めたい方向けにジャンル毎の違いや選ぶポイント、オススメのバイクをできるだけわかりやすくご紹介します!

【MTBのジャンルと選び方】

MTBのジャンルは主に4種類。
ロッキーマウンテンのバイクを例に説明します。

・トレイルバイク(TR)

《INSTINCT Carbon 50》

MTBの中で最もポピュラーなジャンル。

他ジャンルのMTBと違い、”競技で勝つ”ことよりも”山を楽しむ”ことを意識して設計されているのが特徴。

長距離の上り坂が続くコースや上級者向けの激しいダウンヒルには向いていませんが、トレイルコース~初級/中級ダウンヒルコースまで、幅広いシチュエーションで使えるオールラウンダーバイクです。

・クロスカントリーバイク(XC)

《VERTEX Carbon 50》

未舗装の周回コースを集団で走行して着順を競うクロスカントリーレース用バイク。

登坂力や平地での巡航速度を優先して設計されており、スマートな軽量フレームと短いフロントサスペンションが特徴。

上り坂を軽快に登れて平地を高速巡航できる一方、激しい路面や急斜面の走行は苦手です。

 

・ダウンヒルバイク(DH)

《Maiden Carbon 30》

下りの走行タイムを競うダウンヒル競技用バイク。

過酷な走行に耐える耐久性と下り性能を追求した設計がされており、重厚感のあるフレームと大型サスペンションが特徴。

上りの性能は一切考慮されていないため、上り坂はバイクを押して上る必要があります。

プロライダーの最高速度は80km/hにも及ぶためフルフェイスヘルメットやゴーグル、プロテクター等で身体をしっかりと保護する必要があり、車体価格も高額です。

・エンデューロバイク

《ALTITUDE Carbon 50》

下りの走行タイムを計測し、複数ステージの合計タイムを競うエンデューロ競技用バイク。

エンデューロはスタート地点までの移動を自走する必要があるため、上級ダウンヒルコースに匹敵する急斜面を下れる性能を持ちつつ、ペダリング効率を考慮した設計がされています。

ダウンヒルバイクと同様、高額な車体が多いジャンルです。

 

本格的なレースに挑戦するのであればレースのジャンルに適したバイクを選ぶべきですが、趣味としてMTBを始める場合はトレイルバイクを選ぶのがオススメ。

1台で殆どの地形を楽しむことができるため、色々なコースを走って自分の好きなジャンルを見つけることが出来ます。

価格帯の幅も広いため、予算に合わせたバイク選びが可能です。

【トレイルバイクは何を基準に選ぶべき?】

●ジオメトリーやサスペンションを見て選ぶ

トレイルバイクというのは大枠で、詳しく掘り下げると“クロスカントリー寄りのトレイルバイク”と“ダウンヒル寄りのトレイルバイク”の2つに分けられます。

見た目で分かりやすいのはヘッド角(フロントフォークの傾き具合)とフロントサスペンションの長さ《FUSION30》

クロスカントリー寄りのトレイルバイクはヘッド角が立っていて短めのフロントサスを採用しているのが特徴。

《GROWLER50》

ダウンヒル寄りのトレイルバイクはヘッド角が寝ていて長めのフロントサスを採用しているのが特徴。

「どっちを選べばいいか分からない!」

そんな方は“ダウンヒル寄りのトレイルバイク”を選ぶのがオススメ。

ヘッド角が寝ているとハンドルが安定しやすいため路面の凹凸にハンドルを取られにくく、足りないスキルは長いサスペンションが補ってくれます。

予算に余裕があればフルサス(前後にサスペンションを搭載したバイク)も選択肢に入りますが、価格帯が上がりメンテナンス箇所も増えてしまうため、車体の価格を抑えたい場合はハードテイル(リアサスペンションが無いバイク)がオススメです。

●パーツを見て選ぶ

安心して山遊びを楽しむためには、ある程度高性能なパーツを採用したバイクを選ぶ必要があります。
特に注目すべきは以下の3点。

・油圧式ディスクブレーキ

機械式ディスクブレーキやVブレーキでは制動力が不足するため、制動力の高い油圧式ディスクブレーキを採用した車体がオススメ。

最近ではエントリーモデルにも油圧式ディスクブレーキを採用しているメーカーが増えています。

・前後スルーアクスル

油圧式ディスクブレーキは制動力が高いため、クイックリリースでは固定力が不足してホイールがずれてしまうことがあります。前後スルーアクスルであれば強くブレーキをかけてもホイールがずれませんし、バイクの剛性もグンと上がります。

・ドロッパーポスト

ロード乗りには馴染みの薄いパーツですが、MTBにおいてはとても重要なパーツ。

MTBで荒れた路面や下り坂を走行する際はスタンディング(立ち乗り)で走行しますが、サドル高が高いままではサドルに突き上げられてバランスを崩したり、身体を後ろに引く際邪魔になってしまうため、サドルを下げて走行します。

ですが、下げたまま乗り続けると疲れてしまいますし、いちいちクイックレバーや工具を使ってサドルを上げるのは面倒…

そこで活躍するのがドロッパーポスト!

工具フリーで事務椅子のように高さを調節できるため、コースに合わせてサドル高を調節できます。

後付けも可能ですが、標準装備されていると嬉しいパーツです。

【オススメのトレイルバイク】

《ROCKY MOUNTAIN Growler40》

Growler40はダウンヒル寄りのトレイルバイクで、油圧式ディスクブレーキと前後スルーアクスル、ドロッパーポストを装備した本格仕様。

コンポーネントはシマノDEORE 1×12s。チェーンやハブなどの細かなパーツもシマノで統一されています。

ヘッド角はダウンヒルバイクに匹敵する64°で安定したハンドリングを実現。


フロントフォークはトラベル量140mmのエアサスペンション。

走破性の高い29erホイールにはダウンヒル向けの定番タイヤ「MAXXIS DHF/DHRⅡ」を採用。フラットペダルも同梱されているため、ハードな下りやテクニカルなクライミングに即チャレンジできます!

タイヤとリムはチューブレスレディに対応しており、対応バルブも付属しているため、シーラントさえ用意すればチューブレス仕様にアップグレードも可能。

妥協の無いパーツ構成の豪華仕様ですが、価格は驚きの税込233,200円!

これからMTBを始める方は勿論、ベテランライダーの方にも満足頂ける1台に仕上がっています。

フカヤでは「Growler40」の試乗車をS/M/Lサイズでご用意。

“ROCKY MOUNTAIN取扱販売店”様経由であれば店頭試乗用に手配が可能です。
※レンタルバイクではありません。店頭での試乗のみ対応可能。

「Growler40」のご購入・試乗ご希望の方は“ROCKY MOUNTAIN取扱販売店”様にお問い合わせください。

お近くの店舗情報はコチラから↓↓↓

https://fukaya-nagoya.co.jp/make/rocky-mountain-shop/

【買う前に乗ってみたい/家に置けない場合】

「買って全然乗らなかったらどうしよう…」
「家に置き場所が無い…」

そんな方でも大丈夫!レンタルバイクが用意されたコースに行けばバイクや装備品(ヘルメットやプロテクターなど)を借りることができるため、バイクを持っていなくてもオフロード走行を楽しめます!

個人的オススメコースは「富士見パノラマリゾート」

敷地内のMTBプロショップ「BGH(バックヤードガレージハウス)」ではバイクや装備品のレンタルだけでなく、MTBの基礎を学べるスクールも受講可能。初心者だけで遊びに行ってもMTBの基本を学ぶことが出来ます。

スキルアップエリアでは6つのステップに分けてMTBの練習を行うことができるため、苦手な操作を繰り返し練習可能。

練習後は難易度毎に分けられた7つのトレイルですぐに腕試しできます。

スキルアップエリアに慣れてきたらゴンドラに乗って本格ダウンヒルコースに挑戦!

晴れた日は絶景を楽しみながら爽快なダウンヒル走行にチャレンジできます。

 

以上、MTBの魅力は伝わりましたでしょうか?

トレイルバイクを1台持っていると色々なコースを楽しむことが出来ますし、バイクを買わなくてもレンタルで楽しむことが出来るため、個人的にはロードバイクよりも手を出しやすい趣味なのでは?と思っています。

感覚としては自転車よりもハイキングやスキーに似ているため、ロードバイクにハマれなかった方でも楽しさを実感して頂けるハズ。

まずはYouTubeでプロライダーのダウンヒル動画を見てください!無料ですから!!

動画を観てスリルを感じたそこのあなた!

そのスリル、生で体験しませんか?