突然ですが、皆さんはどれくらいの頻度でチェーンのメンテナンスを行っていますか?
「汚れてないし、殆ど通勤でしか乗ってないからノーメンテ」
こんな方は要注意!
片道たった5kmの通勤/通学でも、週5回走ると1ヶ月の走行距離は200km以上!
オイルが切れたチェーンで走り続けてしまうと駆動抵抗が増えたり変速不良が起きるだけでなく、スプロケットやチェーンリングが削れてしまいます…
パーツの寿命を伸ばすためにも、定期的なチェーンメンテナンスは必要不可欠です。
しかし!
チェーンメンテナンスって面倒ですよね。
私もついついサボりがちです。
「チェーンのメンテが面倒」
「室内メンテだから水洗いが難しい」
そんな方にはDeLa TRAIL(デラトレイル)がオススメ!今回はデラトレイルの特徴や使い方をご紹介します。
【デラトレイルのココがスゴい!】
①オイルとCNTのダブル潤滑
一般的なチェーンオイルにはPTFE(フッ素)やモリブデンなどの添加剤が配合されていますが、デラトレイルにはCNT(カーボンナノチューブ)が配合されています。
CNTは簡単に説明すると“筒状になったナノサイズの炭素原子“で、直径はなんと髪の毛の5万分の1!
ベアリングのようにコロコロと転がることで抵抗を低減します。CNTの配合により摩擦係数は一般的な潤滑剤の約40%!とても高性能なオイルです。
一般的なチェーンオイルは長くても300kmほどで効果が切れてしまいますが、デラトレイルはオイルが切れた後もCNTの効果が持続するため高寿命。
オイルによる潤滑は200km~250kmほど持続し、CNTの効果は約600kmも持続!
殆どのサイクリストは月1回のメンテナンスで性能をキープし続けることができます。
②簡単クイック施工
一般的なチェーンメンテナンスは基本的に
クリーナーで汚れを落とす→水で洗い流す→注油→余分なオイルを拭き取り
以上の工程が必要です。
手間と時間がかかりますし、クリーナーの水洗いが不十分だと注油したオイルを分解してしまうため、チェーン内部で錆が発生してしまい、駆動抵抗の増加や破損の原因になってしまいます。
室内メンテナンスの場合は水洗いも大変ですよね。
一方、デラトレイルはチェーンをオイルで丸洗いして余分なオイルを拭き取るだけ!チェーンの洗浄と注油を同時に行うため、数分でチェーンメンテが終わります。
水で洗い流す必要はありませんし、チェーンに一切ダメージを与えません。
1回の施工で使用するオイルの量はたったの20ml。半分以上がチェーンに吸い込まれるため、洗浄器に残るのはほんの僅か。残ったオイルはウエス等に染み込ませて可燃ごみとして捨てることができます。
「オイル洗いでチェーンの汚れが落ちるの?」
そう思う方も多いと思いますが、チェーンの汚れは油溶性のためオイル洗いが最適。
ちなみに、手に付いた油汚れもクレンジングオイルやサラダ油を使って綺麗に落とすことができます。
メンテナンスの後、手を食器用洗剤で洗っている方は是非試してみてください!
少し話が逸れますが、皆さんは何を使ってチェーンを洗っていますか?
専用のクリーナーを使わずに家庭用洗剤を使う方も多いと思いますが、
酸性/アルカリ性洗剤を使うのは絶対にNG!!
和泉チエン様の公式Twitterでも注意喚起されています。
アルカリ剤で洗浄して切れた人のチェーン再掲しときますね。パッキパキやで。 pic.twitter.com/H0FVI1IPJt
— 和泉チエン Izumi Chain (@ChainIzumi) May 19, 2021
自転車向けに販売されているチェーンクリーナーでも稀にアルカリ性の物があるため、クリーナーを購入する際は必ず中性かどうか確認してください。
【実際に使ってみよう!】
初めてデラトレイルを使うなら《デラトレイル スタートアップキット》がオススメ。2回分(50ml)のオイルと洗浄器に加えペーパーウエスとビニール手袋が付属しているため、これ1つで施工できます。
使い続けるなら《デラトレイル CNTチェーントリートメントボトル》を買うのがお得。300ml入りのため、月1回の施工で約1年間使えます。
今回施工するのはこちらのチェーン。シクロクロスのレースで使用した後そのまま放置されていたため汚れが酷く、オイルも完全に乾いてカラッカラ…サビも目立ちますね。
流石にここまで酷い状態のチェーンで検証するとは思っていなかったため焦りを感じますが、気を取り直して作業に取り掛かります。
まずは洗浄器にオイルを投入。溢れてしまうので入れ過ぎには注意してください。
この洗浄器、一見普通の洗浄器に見えますが、デラトレイルの施工に丁度いい小さめサイズ。
少量のオイルでもしっかりと洗浄できます。
洗浄器にチェーンをセットして蓋を閉じます。
クランクを逆方向に20回ほどグルグル。
速く回すと溢れるためゆっくり回します。
(GIFでは速く回しているように見えますが、実際はもっとゆっくり回しています)
回し終わったら洗浄器を外し、ウエスで拭き上げます。
洗浄器に残ったオイルをペーパーウエスに吸い込ませたら施工完了!残ったオイルはペーパーウエス1枚でも十分吸い取れました。
撮影しながら作業を行いましたが、施工にかかった時間は2分ほど。
カップ麺を作るよりも早くチェーンメンテができるなんてすごくないですか!?
これならレースやサイクリング終わりの疲れた身体でもササッと施工できますね。
施工前と施工後を比較するとこんな感じ
矢印の部分に注目していただくとリンクのくすみやキワの錆が落ちていることがわかります。
施工前はリンクの動きが渋くて駆動抵抗がかなりありましたが、施工後はリンクがスムーズに動くようになり、駆動抵抗もかなり軽減されました。
施工後しばらくすると汚れたオイルが表面に浮き出てきますが、これはリンクの奥にある汚れが溶けて浮き出たもの。デラトレイルは施工後もチェーンの汚れを排出し続けます。
そのまま使い続けても問題ありませんし、汚れが気になる方は拭いてもOKです。
以上、デラトレイルのご紹介でしたが、いかがだったでしょうか?
デラトレイルはグラベル/オフロードバイク向けに開発されたオイルですが、簡単に施工できて効果も長続きするため自転車全般にオススメできる商品です!
チェーンメンテをサボりがちなそこのあなた!
月1回のオイル洗い、習慣にしてみませんか?
デラトレイルを徹底的に掘り下げたシクロワイヤード特集ページhttps://www.cyclowired.jp/microsite/node/348368
《デラトレイル スタートアップキット》
内容:オイル50ml、洗浄器、ペーパーウエス、ビニール手袋
価格:¥3,300(税込)
《デラトレイル CNTチェーントリートメントボトル》
容量:300ml
価格:¥5,445(税込)
《デラトレイル専用洗浄器》
デラトレイルの施工に丁度いいサイズの洗浄器
価格:¥1,980(税込)